防火認定制度について
防火材料について
防火材料とは不燃、準不燃、難燃の性能区分に応じて国土交通大臣が定めた材料または認定された材料です。
- 定めた材料建築基準法令等に基づいて告示に具体的な名称をあげて防火性能があるとされた材料
- 認定された材料法令等に基づいて国土交通省の定めた指定性能評価機関に申請し、そこで防火性能があると認められた材料
防火壁装材料とは、国土交通大臣の認定を受けた壁紙のことです。この防火性能は、壁紙単体ではなく下地基材と施工方法との組み合わせによって認定されるもので、下地の性能により同じ壁紙でも防火性能が異なる場合があります。 防火壁装材料としての性能確認は、告示に示された防火材料との組み合わせで行われますので、下地基材は、国土交通大臣が定めた防火材料で、認定の仕様に定められた内容での施工が必要です。
国土交通大臣が定めた防火材料
通常の火災による火熱が加えられた場合に、火熱開始後20分間燃焼せず(準不燃材料は10分間)、防火上有害な変形、溶融、き裂その他の損傷を生じないもので、かつ避難上有害な煙又はガスを発生しないもの。
不燃材料[建設省告示第1400号ならびに国土交通省告示第1178号による改正(平成12年6月1日施行)]
コンクリート、れんが、瓦、陶磁器質タイル、繊維強化セメント板、ガラス繊維混入セメント板(厚さ3mm以上)、繊維混入ケイ酸カルシウム板(厚さ5mm以上)、鉄鋼、アルミニウム、金属板、ガラス、モルタル、しっくい、石、せっこうボード(厚さ12mm以上)、ロックウール、グラスウール板
準不燃材料[建設省告示第1401号(平成12年6月1日施行)]
不燃材料、せっこうボード(厚さ9mm以上)、木毛セメント板(厚さ15mm以上)、硬質木片セメント板(厚さ9mm以上、かさ比重0.9以上)、木片セメント板(厚さ30mm以上、かさ比重0.5以上)、パルプセメント板(厚さ6mm以上)
防火認定番号について
認定番号は不燃の防火性能を有するものは「NM」、準不燃は「QM」、難燃は「RM」の記号が頭文字についた4桁の番号になります。
不燃 | NM-○○○○ Noncombustible Material 燃えにくい材料 |
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準不燃 | QM-○○○○ Quasi Noncombustible Material 類似の(準)燃えにくい材料 |
難燃 | RM-○○○○ Fire Retardant Material 火を遅らせる材料 |
防火ラベルについて
壁紙品質情報管理システムでは、防火壁装材料の製造出荷から現場施工仕上げまでの管理を一環して行うため、2つの表示ラベルを運用します。製品には「防火製品表示ラベル」が、また施工現場の仕上げ箇所には「防火施工管理ラベル」がそれぞれ表示されます。なお日本壁装協会の「壁紙品質情報管理システム」に参加・登録していない場合、両ラベルの表示ができませんので、ご注意ください。
防火製品表示ラベルについて
国土交通省より防火認定を取得し、防火仕上げに適用される壁紙には外装面に「防火製品表示ラベル」が貼り付けしています。またラベルには認定番号や認定条件の概要が表示されています。
材料の区分および種類
材料区分 | 紙系壁紙 | 繊維系壁紙 | 塩化ビニル 樹脂系壁紙 |
プラスチック系壁紙 | 無機質系壁紙 | その他 |
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材料区分 | 紙系壁紙 | 繊維系壁紙 | 塩化ビニル 樹脂系壁紙 |
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材料区分 | プラスチック系壁紙 | 無機質系壁紙 | その他 |
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種類 |
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防火施工管理ラベルについて
認定条件に基づいて壁紙と下地基材を組合わせ、かつ日本壁装協会が制定した「防火壁装材料の施工共通仕様」により仕上げた場合、仕上げ箇所へは防火性能を表す「防火施工管理ラベル」を表示することができます。
防火施工管理ラベルの種類
(赤色)
(緑色)
(青色)