電気泳動法では、アレルゲンが存在していると、染色により紫色のライン(バンド)が出ます。左(モバイルでは上)の画像で、ブランクおよび、未加工品と反応させたアレルゲン溶液では、バンドが出ており、アレルゲンが残存していることが確認できました。
一方で、加工品と反応させたアレルゲン溶液にはバンドが存在せず、アレルゲンが抑制されていることが確認できました。
アレルギー症状は、そのしきい値を超えなければ症状が現れないのが特徴です。例えば、しきい値を 100 とした場合、100 未満であれば発症せず、100 以上になると発症するということです。つまり発症しない環境をつくるために、この壁紙を利用することは有効だと思います。
ダニアレルゲンには働きかけるが、植物アレルゲンには働きかけないものや、その逆が多い中で、この薬剤は無機質(天然鉱物)のため、ダニも植物も働きかけるのが特徴です。さらに空気中を対流しているアレルゲンが壁紙に吸着し、一度付いたら離さない性質があります。
一度吸着されたアレルゲンは壁紙から放出されることはないことを確認しました。